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『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』 森岡毅-読書日記

タイトル
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』
著者  森岡

「お金はないけど大ヒットを連発せよ!」
瀕死のUSJを佐伯復興させるために無茶難題に挑んだ一人の男の物語。

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〈内容〉
テーマパークを再建せよ!
ハリー・ポッターの城が建つまでの奇跡の物語。
お金がないならアイデアを振り絞れ!
後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション・・・
斬新な戦略でV字回復活したUSJの軌跡をキーマンが綴る!
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
物語でも実用書でもなんでも、読んでいて胸が熱くなる本ってありますよね。
私の場合、夢を必死に追いかける主人公や、一度しかない人生を悔いのないよう立派に生きている人が出てくる本と出会うと、胸の奥底で風が送り込まれたかのように、熱い塊が「ボアッ」と点火します。
そしてむしょうに「なんでもいいから何かに熱中したい!」と熱くなって、誰もいない静かな真夜中の街を息を切らせて走り出したい衝動に駆られます。
この本もそんな本でした。
僕が目を見張ったのは、彼の常軌を逸する情報分析能力と情報収集能力、そしてUSJを再起復興させるという熱い情熱です。
傾きかけたUSJをどうしたら建て直すことができるのか、彼は誰よりも真剣に考えました。
過去のUSJのデータを調べ上げ、世界のテーマパークをリサーチし、寝る間を惜しんで倒産の危機のUSJを救うアイディアを彼は熟考しました。
僕は思うのです。
はたして僕はこんな真剣に何か物事を考えたことがあっただろうかと。
いや、ありません。
何かを本気で変えたいと思っている人は"妥協"なんてしないんです。
もう少し頑張れば成功に辿り着けるのに、僕たちは知らず知らずのうちに「これでいいよね」と自分をセーブして、途中で物事を終わらせてしまうんです。
目を背けなければそこに辿り着けていたのにも関わらず。
人が「もういいだろ」と思う中、諦めずに考えに考えた結果、彼はハリーポッターエリアの建築や後ろ向きジェっコースターなど革新的なアイディアを思いつき、USJを国内トップクラスのエンターテイメントパークにしてしまいました。
たた諦めずに努力するだけで、です。

 

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『冬に咲く花のように生きたあなた』 こがらし輪-読書日記

タイトル 『冬に咲く花のように生きたあなた』
著者    こがらし輪音

「今すぐ死にたい少女」と「不治の病で余命わずかの少女」の心が入れ替わってしまった⁉︎

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〈あらすじ〉
「明日死んでもいいくらい、後悔のない人生を送りたい」
幼い頃から難病を抱え、限りある日々を大切に生きる会社員・赤月よすが
「明日死んでもいいくらい、人生が楽しくない」
いじめから逃れるために親友を裏切り、絶望の日々を過ごす中学生の少女・戸張柊子。
正反対の道を歩む2人は、ある事故をきっかけにお互いの心が入れ替わってしまう。
死にたがりの少女との出会いに運命を感じたよすがは、過去に自分が描いた一枚の絵が問題解決の鍵だと気づくが……。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
恋愛物語なのかなと思って手にとったら、二人の少女の絆物語でびくっくりしました。
主人公の女の子が元気はつらつでかっこよかったです。
彼女は不治の病で余命が残りわずか。
でも自分の定められた運命に真正面から向き合い、今日を大事に生きています。
彼女の口癖は「今日死んでもいいと思うくらい悔いなく生きる」です。
言いたいことは言うし、やりたいことがあれば迷うことなく挑戦します。
病に侵されているという側面もありますが、自分の心の声にしっかりと耳を傾けて自由に生きる彼女を見ていると、現代社会を生きる僕たちが忘れてしまった大切な何が彼女を彼女たらしめているんじゃないかなあ、なんて思います。
ああ、人生を懸命に生きている人って、なんでこんなにも僕たちの目に素敵に映るんでしょうか。

 

『おおかみこどもの雨と雪』 細田守-読書日記

タイトル 『おおかみこどもの雨と雪
著者    細田守

もしも恋をした相手がオオカミ人間だったら

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〈あらすじ〉
大学生の花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした。
ふたりは愛しあい、新しい命を授かる。
“雪”と“雨”と名付けられた姉弟にはある秘密があった。
人間とおおかみの両方の顔を持つ“おおかみこども”として生を受けたのだ。
都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、突然“おおかみおとこ”が死んでしまう。
残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意する―。

ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
愛した相手がオオカミ人間だったらどうしよう。
果たして僕はそれでも、相手のことを愛せるだろうか。
自問。
答えは簡単には出せない。
それを思うと主人公の女性・花はすごいと思う。
衝撃的な彼の秘密をなんなく受け入れ、それでもなお彼を愛そうと思ったのだから。
すごいなあ、愛って。

 

『サイゼリヤおいしいから売れるのではない売れているのがおいしい』 正垣泰彦-読書日記

タイトル

サイゼリヤおいしいから売れるのではない売れているのがおいしい』

著者  正垣泰彦

 

日本を代表するファミレス・サイゼリアのトップが考える経営法とは?

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〈あらすじ〉

ミラノ風ドリア299円、マルゲリータピザ399円、たっぷり野菜のミネストローネ299円、フレッシュトマトのスパゲティ499円--。

本書は、低価格、高品質のメニューで消費者に支持され、一大イタリアンレストランチェーンを築き上げた外食の雄、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏による、外食経営の指南書です。

ーアマゾンより引用


〈ひとこと〉

ここ1ヶ月、『おいしいから売れるのではない売れているのがおいしい料理だ』意外に、米国スターバックスのCEOが書いた本や、鳥貴族の社長が書いた本など大手外食チェーンのトップが書いた本を読んだのですが、スターバックスのCEOも鳥貴族の社長もサイゼリアの社長も、考えていることは同じなんだなあと思いました。

限られた予算内で最高の食材を探し出し、食材の魅力を最大限に引き出す最適な調理法を模索し、お客様に提供すること。

死力を尽くしたサービスでお客様に満足してもらうこと。

彼らが一番大事にしていることがそれです。

彼らは今自分たちが提供している料理がベストな状態だと思っていません。

どうしたらもっと美味しい料理が作れるか、どうしたらお客様をもっと満足させることができるか常に考え、現状に甘えることなくサービスの試行錯誤・改善改良に尽力します。

スターバックスは全店舗を一時閉店して、店舗のバリスタにいちからコーヒーのドリップを指導しました。

鳥貴族は中国で加工したものを輸入したものを調理すれば安上がりなのに、わざわざ店舗に近い鳥農家と契約し新鮮な鶏肉を各店舗でスタッフが直接串撃ちするなど、国産鶏肉の使用にこだわっています。

サイゼリアはより質の高いホワイトソースを作るために、オーストラリアにホワイトソース専用の工場を設立しました。

最高のサービスを提供する。

彼らが考えていることはそれだけです。

「金儲け」とか「妥協」とかいう安易な言葉は彼らの辞書には存在しないのです。

そういう「経営者の真髄」に気づいた今日この頃。

 

『王子様なんていりません』 村田天-読書日記

タイトル 『王子様なんていりません! 』
著者    村田天

 

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〈あらすじ〉
祖父が会長を務める会社で働く小鳩亜子。
事務仕事は得意だが、人間関係は希薄で恋愛にも興味がない。
ついたあだ名はロボ子。
ところがある日、祖父に病気が見つかり、一年以内に社内で結婚相手を見つけるよう命じられてしまう。
悩んだ亜子は、エレベーターを降りて最初に会った人物にプロポーズ。
相手は、悪名高いチャラ男・城守蓮司だった。
玉砕するも、見かねた城守が「婚活」の指南役を引き受けてくれて――。
恋愛音痴のロボ子と結婚したくない恋愛マスター。
二人による理想の王子様探しが始まる!!

ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
1年前、村田天さんの『きみににゃあと鳴いてやる』を読みました。
猫になった女性が彼女を拾ってくれた男性に恋をするというお話です。
一読しただけでこの作者さんのファンになりました。
こういう物語が好きなんです。
お気に入りの作家さんの作品を本屋さんで発見。
以前村田天さんの作品を読んで心踊ったのを思い出して、さっそく手に取りました。

 

『晴れた朝それとも雨の夜』 泉啓子-読書日記

タイトル 『晴れた朝それとも雨の夜』
著者   泉啓子

 

中学生が主人公の爽やかな青春小説

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〈あらすじ〉
家庭環境も性格もそれぞれ異なる三人の女子中学生を主人公に、淡い恋のこと、家族のこと、学校のこと…。
"今ここにある日常"をみずみずしく生きる等身大の女子像を描いた、爽やかな読後感の三つの短編。
ーアマゾンより引用

 

〈収録〉
バースデーパイ
ホタルの基地
沢山さんの恋

 

〈ひとこと〉
この本は図書館のリユースボックス(本の入れ替え等の理由で図書館から在庫処分された本を一般の利用客に譲り渡すシステム)で見つけました。
古ぼけて色褪せた本の中で一際輝いて見えたこの本。
なんか一期一会な運命的なものを感じて思わず家に持ち帰ってきました。
収録された3遍の短編すべて中学生が主人公でした。
自分の思っていることを正直に言えない、思春期のもどかしさとか、そういう毛糸玉のように複雑に丸まってしまった内に秘めた中学生のやるせなさ。
そういった僕たちが忘れてしまった色鮮やかで大切なものが、精緻な筆跡で綴られる。
僕が中学生のときってどんな日々を送っていたっけ?
思い出しそうで思い出せない。
過去のアルバムを捲るような想いにとらわれた今日この頃。

 

『アルキメデスの大戦』 佐野晶-読書日記

タイトル『アルキメデスの大戦』
著者   佐野晶
原作作者 三田紀房

 

「この怪物を生み出してはいけない!」と叫び、数学で戦争を止めようとした主人公がかっこよかった!

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〈あらすじ〉
一九三三年。
次なる旗艦の建造計画をめぐり、海軍上層部は対立していた。
巨大戦艦建造を標榜する戦艦派の計画案に、数字上の虚偽を疑う空母派は、ある数学の天才に不正を見破らせようとする。
数学の真理は、巨大戦艦―大和―の建造を阻止できるのか?
大日本帝国海軍が歩んだ激動の時代を、美しき若き天才数学者・櫂直の生き様を通して描く感動作。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
一年前のことである。
アマゾンプライムでこの物語の予告編を見た。
「この怪物を生み出してはいけない!」と叫び、数学で戦争を止めようとした主人公に瞳に、形容し難い熱い何かを感じた。
半年前のことである。
ブックオフで『アルキメデスの大戦』を見つけた。
予告編で見た主人公の熱くたぎる瞳を思い出し、即購入した。
3日前のことである。
本棚で積読と化していた『アルキメデスの大戦』を偶然目にした。
なぜ自分がこの本を買ったのかわからなかった。
2日前のことである。
なぜこの本に購買意欲を刺激されたのかふと気になった。
実際に読んでみて、日本が戦争に直走るのを数学を駆使して防いだ主人公の情熱に惹かれたのを思い出した。
昨日のことである。
主人公の抱く熱い思いを皆んなに伝えたくて文章を書いた。
そして皆んながこの物語を読んでくれるのを願った。

『フード左翼とフード右翼』 速水健朗-読書日記

タイトル『フード左翼とフード右翼』
著者   速水健朗

 

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〈あらすじ〉
有機野菜」「地産地消」「ベジタリアン」「ビーガン」「マクロビ」「ローフーディズム」など自然派の食を愛好する人々、 そして、「コンビニ弁当」「ファストフード」「メガ盛り」「チェーン系290円居酒屋」など、産業化された食を愛好する人々。
現代の日本人の食の好み、ライフスタイルをマッピングし、そこから見えてくる政治的な分断を読み解く。
さらには、ヒッピー、新左翼学生運動が撤退した1970年代以降の社会運動が、オーガニック革命、スローフード運動といった「食の革命」として継続され、現代の「フード左翼(レフト)」に接続されたという歴史を遡るフードの政治思想史。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
人は何を食べるかによって政治思考がわかるようです。
例えばスターバックス
スターバックスといえば最近プラスチックだったストローを、環境にやさしい紙ストローに変更しましたね。
それ以外にもスターバックスは、コーヒー農家に正当な報酬が支払われるよう、フェアトレードやコーヒー農家への支援に力を入れています。
まあ、言うなれば、環境にも人にもやさしいコーヒーを淹れるカフェ。
それがスターバックスなのです。
でも考えてみてください。
コーヒーなんてマクドナルドでも手軽に買えますよね。
しかも100円で。
マクドナルドのフィレオフィッシュに使われるスケトウダラは、ベーリング海産のものだけを使用しているそう。
なぜならやたらめっぽうにスケトウダラフィレオフィッシュにしていると、世界中のスケトウダラが絶滅してしまう恐れがあるから。
マクドナルドは種を絶滅に追いやるに値する企業なのです。
そして、アメリカには「マックジョブ」という言葉があります。
マクドナルドで働くような単純で長時間、そして低賃金な仕事」という意味で、社会的地位の低い人はそんなマックジョブに就くしかありません。
さあ、そろそろ結論が出てきます。
僕がこの本を読んで言いたいことは何なのか。
それは消費者一人一人の働きかけで、世界はどうとでも変えられるということ。
スターバックスのように環境に配慮した店を人々が選ぶようになれば、クリーンリネスを意識した企業が増えていく。
逆にマクドナルドのような環境よりも効率を優先させた企業を人々が選ぶようになれば、大量生産・大量消費が是とされる社会へと変貌する。
選挙に行く時、たかが一票で社会が変わるはずがないと言って、選挙に行かない人がいます。
でも、そんな人間でも喉も乾けばお腹も空く。
「店を選ぶ」という選択は選挙よりもわかりやすいある種の「投票」なのではと、そう思った今日この頃。

『世界のニュースを読む力』 池上彰 、増田ユリア-読書日記

タイトル 『世界のニュースを読む力』
著者    池上彰 、増田ユリア

 

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〈内容〉
アメリカ、メキシコ、フランス、イスラエル、
ドイツ、北アイルランドデンマーク、トルコ
など増田ユリヤさんが、実際に訪れた国々で
撮影した写真を基に、今世界で起こっている
ことを伝え、池上彰さんが詳しい解説を加えます。
普段テレビではなかなか報じられない現場、庶民の目線から伝わる情報は貴重です。
“ワクワク"“ドキドキ"に溢れている世界を
2人と一緒に旅してみましょう。

〈ひとこと〉
本を読んでいると、自分の知っている世界がとても小さくて矮小な世界に感じて、鳥肌が立つ時があります。
この本もそういう類の本でした。
移民のこと、パレスチナのこと、トランプ政権のアメリカファーストのこと、他国の大統領の八面六臂の働きのこと、日本人の無関心のこと。
自分の知らないところで、世界はこんなにも激動したのかと愕然としました。
井の中の蛙とまではいかなくても、何も知らずに世界経済に翻弄されるのは癪にさわります。
なので僕は、空高く舞う鳥のように、世界の動向を俯瞰できるようになりたいです。
人々の生活は大きな怪物の背で行われていると誰かが言っていました。
縦横無尽に荒れ狂う世界経済、その怪物の背にうまく乗るには世界を広い目で見て、情報を集める力が必要なのではないでしょうか。

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『経済学なんて教科書だけでわかるかボケ』さくら剛-読書日記

タイトル
『経済学なんて教科書だけでわかるかボケ』

著者 さくら剛

 

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〈内容〉
経済学の入門レベルの知識をさくら剛が解説。
「インドのぼったくりとの壮絶な価格交渉から学ぶ物価の決まり方」「地下アイドルとJKビジネスから学ぶGDP」「ドラクエの世界で金融緩和や財政出動をしてみたら」?など、経済学者では決して書けないバカバカしいけれどわかりやすいたとえ話が満載。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
以前、さくら剛さんの『インドなんて二度と行くかボケ‼︎』という本が面白くて、本棚を片付けている時久しぶりに見つけて、同じ作者さんが書いたこの本を思わず手にりました。
今回も期待を裏切らず、佳作でした。
経済学の本なのに、モーニング娘のたとえ話が出てきたり、ドラクエの界で金融緩和と財政出動をしたらどうなるかなど、常人の思考ではとうてい思いつかないであろうたとえ話が豊富。
常時楽しい気分で読み進めることができました。
楽しく経済の勉強ができるなんて素晴らしい!
そう思いません?

 

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『ひとり旅の神様』 五十嵐雄策-読書日記

タイトル 『ひとり旅の神様』
著者   五十嵐雄策

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〈あらすじ〉
神崎結子・OL。
ひとり暮らし、彼氏なし。
とにかくとことんついてない。
上司からは小言の連続、後輩はいまいち頼りない。
そんな日常からの逃避行でたどり着いたのは、都心からは遠くて近い、鎌倉駅
そこで結子は、言葉を話す不思議な猫・ニャン太と出会う。
自分を“旅を司る神”と名乗るその猫から頼まれたのは、日本の各地に住まう猫神様に文を届けること。
どこか懐かしい土地へのひとり旅は、新たな発見の連続で―。
日本の景色と食を巡る、心に優しいひとり旅の物語。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
一人旅が好きだ。
旅の支度をしている時、現地で何をしようか、何を食べようか色々考える、あのワクワク感が好きだ。
そして、これから何が始まるんだろうとドキドキしながら新幹線のドアを跨ぐ、あの瞬間も好きだ。
鼓動が高鳴る。
発車のベルが鳴る。
それは旅の始まりを告げる鐘の音だ。
旅って、旅に行く前が一番楽しい。
宝箱を開ける時のようなあのワクワク感が、旅の始まりにはあるような気がする。

 

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『世界一受けたいお金の授業』和仁達也 -読書日記

タイトル 世界一受けたいお金の授業
著者   和仁達也

 

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〈内容〉
「お金」「経済」に関係する「なぜ?」をコンサルタントが平易な言葉で”ゼロから”わかりやすく解説。 
素朴な疑問をとりあげ、あなたの知的好奇心も満たしつつ、お金を「守りたい」「増やしたい」願いを叶える方法に、あなたを導いていきます!


・「飲食」「製造」「サービス」――どの業界が儲け率が高いの?
・外資系企業が給料が高いのはなぜ?


・「景気が厳しいですね」と言う人は、何もわかっていない
・あなたの給料を、そんなに上げられない理由


・日本の10年後、20年後の財政はどうなっているの?


・夢を叶えている人・成功者の共通点とは?

ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
読み終わった後、本に書いてあったことを後先考えずに実行する。
そんな経験ありますか。
世間一般的には、本を読んでその後の自分の行動に変化が生じるような本は、それだけでも良本とされています。
この本もそんな本でした。
この本を読んで急遽、僕がこれから入社する会社の財務状況を『四季報』を使って洗いざらい調べ上げました。
会社の売り上げは?
純利益は?
有利子負債があるかどうか?
ライバル企業の財務状況はどうか?
休日を消費してざっと調べました。
そして会社の財務状況を調べてみてわかったことは「少ない資金で多くの利益をあげた企業」が優良企業であるということ。
例えば「1億円の資金で100万円の利益を上げる会社」と「一千万円の資金で100万円の利益を上げる会社」を比較すると、明らかに後者の少ない資金で多くの利益を得ている企業の方が商売上手だといえます。
そんな社会を俯瞰するのに必要不可欠な知識が身についた今日この頃。

 

本書は〈楽天ブックス〉で購入できます

『莉緒と古い鏡の魔法』香坂理 -読書日記

タイトル 莉緒と古い鏡の魔法
著者   香坂理
イラスト 結布

 

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〈あらすじ〉
もうすぐ6年生になる内気な莉緒。
春休みに引っ越した古い洋館で、アンティークの鏡の精「廉」と出会ったことで、次々と不思議な事件が起こります。
友だちと協力して事件を解決するうちに、自分らしさを見つけ成長していく物語です。
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
図書館で見つけました。
小学生の女の子が魔法の鏡を見つけて、弱気な自分を少しずつ直していくお話。
魔法の鏡には端正な顔立ちの青年(大学生くらい?)が閉じ込められていて、主人公の女の子が鏡に話しかけることで、淡い光を纏った状態で女の子の前に現れます。
青年は頰をなでる張る風のように優しくて、青年と触れ合ううちに、ちょっとずつ自信を取り戻す主人公。
僕は思ったことはすぐに口に出してしまうたちなので、主人公みたいに「思ったことを相手に伝えられない人」の気持ちが正直言ってあまりわかりません。
この本を読んでいて気づいたことは、世の中には「自分の思ったことを正直に伝えられる人」と「自分の気持ちをうまく伝えられない人」がいて、前者が「皆がなりたいと思う理想の人物」で、後者が「皆が忌避する影の薄い人物」と思われていること。
でも、思ったことはすぐに口に出してしまう僕からすると、「自分の思ったことをうまく伝えられない人」ははたして劣っているのでしょうか。
そうではないと思います。
僕は余計なことを言って、相手のことを怒らせてしまうことが多々あります。
だから僕の目からは、自分の気持ちをうまく伝えられない人というのは、「周囲に気を配り時と場をわきまえて言うべき言葉を吟味している人」というように写ります。
だから、思ったことを上手に相手に伝えられなくても、自分のことを無駄に卑下する必要なんてないと思うんですよね。
弱気な自分に悩んでいた主人公の女の子には悪いけど。
「言うべき時を知る者は、黙するべき時を知る」という有名なことわざがあります。
この物語を読んでいて、なんかそのことわざがふっと頭の中によぎった今日この頃。

 

『バカと無知』橘玲 -読書日記

タイトル 『バカと無知』
著者   橘 玲

 

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〈内容〉
正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だ。
しかし、希望がないわけではない。
一人でも多くの人が人間の本性、すなわち自分の内なる「バカと無知」に気づき、多少なりとも言動に注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるはずだ。
科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。
ーアマゾンより引用


〈ひとこと〉
この本はお気に入りのユーチューバーが紹介していたのをきっかけに手に取りました。
いじめは無くならない。
これが著者の考え。
人間の脳は、他人を陥れたり仲間はずれにすると快楽物質が放出されるという。
それは人は人を虐げるときに快感を得るということだ。
なぜかって?
それは原始時代に人間は50人〜100人ほどのコミュニティで生活していたから。
コミュニティの外には危険な肉食獣がウヨウヨ跋扈している。
その時の人類にとって、コミュニティから排除されるということは死を意味していた。
だから人類は集団で生き残るために、自分たちの足を引っ張る邪魔者をコミュニティの外へ排除することで、厳しい自然界を生き抜いてきた。
今はどうだろうか。
周りを見てみる。
社会はとても進歩し、福祉や教育も充実している。
人が人を見捨てることはほとんどなくなり、今まで排除されるはずだった者は、手厚い保護の対象になり、見捨てられることは無くなった。
でも、人が人を排除しようとする残酷な本能だけは、欠けることなく連綿と受け継がれている。
この本で感じたこと、それはこの社会が「見捨てないけど、死なない程度に人を傷つける社会」だということ。
身に覚えがあるんじゃないかな。
SNSに書き込む誹謗中傷、気に食わない上司に対する陰口、芸能人のスキャンダル(トップの人間が転がり落ちる様をみると、どこかホッとするあの人間心理)。
全てが事実。
全てが現実。
愛は世界を救えない。
蔓延るのは酷薄な悪路趣味のみ。
世界はそんなに寂しかったのかと、この本を読んで慄然した。

 

『魔女の魔法雑貨店黒猫屋』せひらあやみ -読書日記

タイトル 魔女の魔法雑貨店黒猫屋
著者   せひらあやみ

 

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〈あらすじ〉
日々のもやもや、困りごと、迷い客の目の前にふと現れる「魔女の魔法雑貨店 黒猫屋」。
弦巻淑子さんは、この街で噂の魔女で、黒猫屋の店主でもある。
「魔女の魔法あります―」そんな店の看板から猫は、今日も迷い客と魔女の起こすささやかな奇跡を見守っていて―!?
ほんの少し疑いながらも、不思議と心が解きほぐされてゆく―。
あったか小さな奇跡の物語!
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
誰にでも心が曇り空に覆われてしまうような時があります。
そんな日々の生活に疲れたお客さんが迷い込む、不思議な雑貨屋さん、黒猫屋。
黒猫屋を営むのは柔和な雰囲気を纏うほがらかなおばあさん。
年齢を感じさせない優しい笑顔と、ひまわりのようなたおやかな明るさで、悩みを抱えた岡客さんたちを癒していく。
僕も彼女のような、人の心を覆う曇り空を晴らす太陽みたいなひとになりたい