〈読書日記〉『星の王子様』サン=テグジュペリ
〈あらすじ〉
サハラ砂漠に飛行機が不時着した。
パイロットに残されたものは7日分の水だけ。
なんとかしなければ…。
乾きに似た焦燥感が彼をひしひしと襲う。
そんな折、小さな少年が前触れもなく彼の目の前に現れた。
そして少年は星から星へと旅をしているらしく…。
〈感想〉
英語で星の王子様を読んでみたくて、この本を手に取りました。
「このセリフ英語で言ったらどうなんだろう」と、あとで英語版を読むことを意識して読んでいました。
まあ、ざっとこんな感じですね。
ああ、もう!
言葉にできない!
この本のひっそりとした静けさがたまらなく心地良い!
「僕は覚悟を決めた。生きるか死ぬかの問題だった」
「ねえ、悲しくてたまらない時は、夕日が見たくなるよね…」
「じゃあ44回見た日は、君は悲しくてたまらなかったの?」
「もしも誰かが、何百万も何百万もあるうち、たった一つに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる」
「なんできれいなんだ!」
「そうでしょう?お日様と一緒に生まれたんですもの」
「言葉じゃなくて、してくれたことで、あの花を見るべきだった。あの花は僕をいい香りで包んでくれたし、僕の星を明るくしてくれたんだ」
「大人って変わってるな」
「こんにちは…こんにちは…こんにちは…」こだまが答えた。
「『なつく』って、どういうこと?」
「それはね、『絆を結ぶ』ということだよ」
「なつかせたもの、絆を結んだものしか、本当に知ることはできないよ。人間たちはもう時間がくなりすぎて、ほんとうには、何も知ることができないでいる」
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。一番大切なことは目に見えない。」