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『サイゼリヤおいしいから売れるのではない売れているのがおいしい』 正垣泰彦-読書日記

タイトル

サイゼリヤおいしいから売れるのではない売れているのがおいしい』

著者  正垣泰彦

 

日本を代表するファミレス・サイゼリアのトップが考える経営法とは?

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〈あらすじ〉

ミラノ風ドリア299円、マルゲリータピザ399円、たっぷり野菜のミネストローネ299円、フレッシュトマトのスパゲティ499円--。

本書は、低価格、高品質のメニューで消費者に支持され、一大イタリアンレストランチェーンを築き上げた外食の雄、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏による、外食経営の指南書です。

ーアマゾンより引用


〈ひとこと〉

ここ1ヶ月、『おいしいから売れるのではない売れているのがおいしい料理だ』意外に、米国スターバックスのCEOが書いた本や、鳥貴族の社長が書いた本など大手外食チェーンのトップが書いた本を読んだのですが、スターバックスのCEOも鳥貴族の社長もサイゼリアの社長も、考えていることは同じなんだなあと思いました。

限られた予算内で最高の食材を探し出し、食材の魅力を最大限に引き出す最適な調理法を模索し、お客様に提供すること。

死力を尽くしたサービスでお客様に満足してもらうこと。

彼らが一番大事にしていることがそれです。

彼らは今自分たちが提供している料理がベストな状態だと思っていません。

どうしたらもっと美味しい料理が作れるか、どうしたらお客様をもっと満足させることができるか常に考え、現状に甘えることなくサービスの試行錯誤・改善改良に尽力します。

スターバックスは全店舗を一時閉店して、店舗のバリスタにいちからコーヒーのドリップを指導しました。

鳥貴族は中国で加工したものを輸入したものを調理すれば安上がりなのに、わざわざ店舗に近い鳥農家と契約し新鮮な鶏肉を各店舗でスタッフが直接串撃ちするなど、国産鶏肉の使用にこだわっています。

サイゼリアはより質の高いホワイトソースを作るために、オーストラリアにホワイトソース専用の工場を設立しました。

最高のサービスを提供する。

彼らが考えていることはそれだけです。

「金儲け」とか「妥協」とかいう安易な言葉は彼らの辞書には存在しないのです。

そういう「経営者の真髄」に気づいた今日この頃。