『双子騎士物語』 せひらあやみ-読書日記
タイトル 『双子騎士物語』
著者 せひらあやみ
〈あらすじ〉
帝政ドラゴニア――飛竜が舞い、真っ白な淡雪のような美しくも悲しい四花雨(しのはなさめ)が降る空。 この国の伝説によれば、これは死者の魂が結晶化したものだという……。 種々の悪魔が暗い翳を落とすこの国で、大悪魔”顔狩り“によって一夜にして故郷ロカも、家族も、自分の顔さえ……奪われた少女騎士フィアは仇敵に復讐を誓う。 双子の兄フィンが受け継ぐはずだった騎士の証・竜骨剣を背にしたフィア。当代最強の竜騎士ヴァルを師と仰ぎ、魔術師の血を引くヒューと共に、大悪魔を討伐し、そして自分自身を取り戻す…… フィアと今は亡きフィンの夏追いの旅が始まる――!
ーアマゾンより引用
〈ひとこと〉
せひらあやみさんの本は以前『魔女の魔法雑貨店 黒猫屋』を読んだことがあります。
その物語では現代の日本を舞台としていたので、現代ファンタジーが得意な作家さんなのかなと思っていたのですが、この『双子騎士物語』を読んで、作者さんに抱いていた印象がガラリと変わりました。
顔を奪われてしまった主人公が、自らの顔を取り戻すために旅をする。
どうやったらこんな独創的なストーリーが思いつくのでしょう。
すごいよね、ほんと。
本を読んでいると、想像すらできない世界を創造してしまうような、そんな物語を描く作者さんにたまに出会います。
上橋菜穂子さんとかJKローリングとか。
せひらあやみさんそんな、洗練された世界を創造してしまう非凡な才をもった作家さんでした。
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