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読書日記『僕が恋した図書館の幽霊』聖いつき

タイトル 僕が恋した図書館の幽霊
著者   聖いつき
イラスト 大城慎也

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〈あらすじ〉
図書館で、大学二年の創(はじめ)は黒髪の少女・美琴に一目ぼれをする。
彼女が鉛筆を落としたのをきっかけにふたりは知り合い、静かな図書館で筆談をしながら距離を縮めていく。
しかし美琴と創のやりとりの場所は図書館のみ。
美琴への募る想いを伝えると、「私には、あなたのその気持ちに応える資格が無い」そう書き残し彼女は理由も告げず去ってしまう…。
もどかしい恋の行方は…⁉︎
ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
この物語は設置されている鏡に幽霊が住んでいる図書館が舞台。
その幽霊は本を読んで寝落ちしてしまった生徒がいると、鏡から出てきてコートをかけてくれるらしく、なんとも慈愛あふれる優しい幽霊さんである。
この本の主人公はそんなほほえましい噂の流れる図書館で、ひとりの女子生徒と出会う。
女子生徒のことをまるで図書館の幽霊が鏡から出てきたみたいだと少年は感じ、たちまちのうちに恋に落ちてしまう。
二人は周りの迷惑にならないよう、図書館では筆談をしてお互いの思いを伝えあった。
そしていつの日か、男子生徒は彼女のずっと隠していた秘密を知ってしまい…、とストーリーが展開されていく。
あぁ、なんてロマンチックな恋なんだろう。
図書館で筆談っていうのもポイント高いよね。