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読書日記『異世界食堂 1』犬塚惇平

タイトル 異世界食堂 1
著者   犬塚惇平
イラスト エナミカツミ

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〈あらすじ〉
猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。
洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴なごく普通の食堂だ。
しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。
「ねこや」には一つの秘密がある。
毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客"で溢れ返るのだ。
チリンチリンと鈴の音を響かせやってくる、生まれも、育ちも、種族すらもばらばらの客たちが求めるのは、世にも珍しい不思議で美味しい料理。
しかし、土曜日の客たちにとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。
特別な絶品料理を出す、「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている。
異世界食堂」と。
そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。

 

〈ひとこと〉
なんてことだ、間違えた…。
まさか異世界で料理を作る小説が2つあるなんて。
本当は『異世界居酒屋のぶ』がお目当てだった。
でも僕は知っている。
こういう本の出会いは、決してあなどってはいけないということを。
思いがけない出会いをした本にかぎって、存外のめり込んでしまうことを。
調べてみるとこの物語は、全部で6巻あるらしい。
ごくりと生唾を飲み込む。
不思議かな、6巻全て読み尽くしてしまう予感がもわもわと膨らんでならない。