コトノハライブラリー

本好き新卒社会人の読書記録用アカウント

『風が強く吹いている』三浦しをん -読書日記-

タイトル   風が強く吹いている
著者     三浦しをん

 


〈あらすじ〉
箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ!
「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
ーアマゾンより引用

〈ひとこと〉
この季節になると読みたくなる一冊です。
(毎年この時期になると不思議と手に取ってしまうんですよね)
零細陸上部が箱根駅伝を目指す物語。
読んでいて心が熱くなります。
自分を信じて、仲間を信じて、襷を繋いでゆく。
僕が駅伝の奥深さを知った、かけがえのない珠玉の一冊です。
2023年1月2日、箱根駅伝のスタートの合図ともに読み始めたこの物語。
テレビ画面の中で前を見据え息を切らし人々の声援の中を走るランナーを横目で見ながら、コーヒーを片手に三浦しをん著『風が強く吹いている』を読む僕。
ランナーが箱根駅伝を走破するのが先か、僕がこの本を読み終わるのが先か。
僕とランナーの競争、もとい誰も知る由もないちっぽけな競争が、今始まったのです。

 

楽天ブックス