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読書日記『竜の国の魔導書』森りん

タイトル 竜の国の魔導書
著者   森りん

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〈あらすじ〉
婚約者に裏切られるというトラウマ的事情により、人目を忍んで王立図書館でひっそりと働く名門の娘エリカ。


ある日、図書館で本を見つけられず困っている分厚い眼鏡をかけた男子の手助けをしている最中、いわくつきの古い本に触れたところ、気を失ってしまう。


目覚めると、エリカは眼鏡男子の家にいて……!?

とんでもなく垢抜けない眼鏡男子は、伝説の美しすぎる魔法使いミルチャ・アントネスクだった。
そして、ミルチャの探す魔導書「オルネア手稿」がらみの「竜化の呪い」にかかってしまったエリカの頭には小さな角が生えてきており……。


ショックを受けるエリカだったが、呪いを解くためにミルチャと共にオルネア手稿探しと、犯人捜しをすることになって…!?

 

〈ひとこと〉
森りんさんの本は『水の剣と砂漠の海ーアルテニア戦記』を読んでから、密かに探していた。
お気に入りの作家さんに出会ったら、その人の作品を網羅したいもの。
ウキウキした気分で、この本を手に取った。
前作と同じく魔法が息づくファンタジーな世界で、少女が過酷な運命に立ち向かう物語だった。
こういう手合いの物語に僕は弱い。
過酷な運命にめげず、真っ直ぐと進むべき道を見定め、毅然と立ち向かう少女たちのなんと尊いことか。
よりいっそうこの作家さんことが好きになってしまった。