『ニィーニの森』 SHOOWA-読書日記
タイトル『ニィーニの森』
作者 SHOOWA
〈あらすじ〉
ケモ耳主人公が織りなす男同士の恋物語
〈ひとこと〉
“ケモナー”という言葉がある。
擬人化された動物キャラクターを好む人たちのことだ。
たぶん僕もケモナーの一人だと思う。
特に普通の人間に動物のパーツが付け足されているようなキャラクター、例えば頭にケモ耳が生えていたり、臀部からしっぽが生えているキャラクターが好きだ。
猫耳むすめとか出てきたら、思わずうっとりと眺めてしまう。
語尾に「にゃっ」ってつくと、もう最高。
思えば本の苦手なジャンルも、擬人化されるとすんなりと受け入れられるような気がする。
最初に読んだBL小説も、拾われたオス猫が主人のことを忘れられず、人の姿に変身して会いに行くという物語だった。
で、今回読んだBL漫画がこれである。
ニィーニの森で繰り広げられる男の恋を描いた連作短編の漫画なのだが、二つ目のエピソードが僕はお気に入りだ。
壮年のオス狼が幼い子猫を拾って、ニィーニの森で子育てするという物語だ。
この親子、結構ラブラブ。
オオカミ父と仲良く喋る女性に嫉妬して、ネコ息子はブスッと不機嫌になるし、毎晩一緒に寝て、キスして二人して照れてる。
親子というより、もう恋人ですね。親子間の恋って、ちょっと無理があるかなあなんて思うけど、
BL本だからねー、許す!
そんな熱々のイヌ科ネコ科親子でしたが、とうとうオオカミ父が命の終わりを徐々に感じ始め、最愛のネコ息子を一人残してこの世を去ってしまうことに罪悪感を覚える。
そしてついに、言いようもない不安と心配、そして底知れぬ悲しみを抱えて、オオカミ父はこの世を旅立つことに…、という物語。
ね?
泣けるっしょ?
親子の絆、親子の愛、親子の恋に、涙グスッとして涙ポロッとした今日この頃。
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