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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海-読書日記

タイトル

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

著者

岩崎夏海

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〈あらすじ〉

弱小高校野球部がやる気あふれる女子マネージャーと共に甲子園を目指す物語


〈ひとこと〉

この本を読んで自分の職場に色々な改善点があることに気づきました。

例えば組織のルール作り。

もしドラ』では当初、メンバーにサボり癖がついてしまい、野球部のメンバーが練習に集まらない状況だったが、主人公が「メンバーがダラダラと過ごすのは、この状況に不満があるから」だと言って、

みんなが楽しんで打ち込める練習メニューの改良に力を入れていた。

僕の職場も今そんな感じ。

特にアルバイトさんのやる気のなさがひどい。

職場のアルバイトさんはただ作業をこなしているだけ。

職場の休憩室は物が散らかり汚い。

アルバイトさんからは「ここのバイトやめようかな」みたいな話をよく聞く。

もしドラ』と状況が似通っている。

仕事に身が入らない、アルバイトさんが適当にダラダラと仕事をこなすこと、それはアルバイトさんからの「今この状況をなんとかしてくれよ」という暗黙の主張だ。

だから、職場のルールをつくってみようと思う。

僕は外国人アルバイトさんが約7割を占める飲食店に勤めている。

ちょっと特殊。

今まで接客のセリフを口頭で教えていたのを、文章に書き起こしてアルバイトさんに配布しようかな。

みんな我流の日本語で接客をするから、統一感がなくてバラバラ。

だから接客のルールを決めよう。

マニュアルを作ろう。

店長も主任もそーゆーところには無頓着だから、新米社員の僕がやるしかないんだよなあ。

ルールを作れば、職場内のおざなりな「みだれ」は改善されるだろうし、風通しも良くなるだろうと思う。

で、アルバイトさんの「やる気のなさ」はどうしようか。

もしドラ』では練習に来ないようなやる気のない部員でも、大会や練習試合には顔を出すことから、今までのマンネリ化した練習をやめ、チーム制にしてメンバー同士で競わせるような練習メニューに変更していた。

練習で互いを競わせることで大会のように明確な勝敗生まれる。

それによって部員にはりがでて練習のモチベーションが爆上がりしたのだ。

じゃあ、僕の職場では何をどうしようか。

アルバイトさんたちを競わせるような、殺伐とした職場は嫌なんだよな。

でも確固たる「結果」がないと達成感に結びつかない。

どーしたものか。

…。

「褒め合う文化を職場内に定着させる」というのはどうだろうか。

「褒められる」ということは「誰かに褒められるほど素晴らしい結果を残した」ということ。

だからちょっとしたことでも、気兼ねなく「いいね」とか「頑張ったね」とか言えるような職場にしたい。

でも皆んなにそれを強いるのは良くない。

だって一番したっぱのペーペーが急にあれこれ現場で指示をたす勇気なんて、これっぽっちもないのだし。

まずは自分一人で「人を褒める」ことを意識してやろう。

一人が変わればみんなも変わる。

ちょっとそーゆーことを実践してみようかなと前向きになった今日この頃。

 

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