『ハリーポッターと秘密の部屋』-読書日記
タイトル『ハリーポッターと秘密の部屋』
作者 J・K・ローリング
〈ひとこと〉
やっぱりハリーポッターは面白い。
一気読みしてしまった。
子供の頃に読むハリーポッターと、大人になって読む今のハリーポッターは、やっぱり受け取り方が全然違うなあ。
楽しみ方というのかな、それがやっぱり違う。
子供の頃はハリーポッターの独創的な世界観にのめり込むように引き込まれた。
キングスクロス駅の9と4分の3番線から始まり、空飛ぶ車、魔法回のスポーツクディッチ、泣き叫ぶマンドレイク、森の番人ハグリット、親愛なるロン・ウィズリー。
この物語の色んなものが心を掴んではなさなかった。
でも今日、ハリーポッターと秘密の部屋を読んで1番心に残ったことは、なんと本の1番最後に書いてあった作者の"あとがき"だった。
彼女は全く無名の作家だった。
いや、作家ですらなく生活保護を受ける子連れの専業主婦で、ひとつ特徴を挙げるとすれば、
子供時代から物語を書くことが好きで、カフェやバーでメモや短い文書を書きなぐる習慣があるということか。
ハリーポッターは彼女がたった1杯のコーヒーでカフェに居座り、子供が寝静まっている合間を縫って書き上げた物語だという。
とても信じられない。
ウェキペディアではロンドンへ戻る列車の中で、
たった4時間の間にハリーポッターの構想のほとんどを練り上げたという。
そのときペンもノートもなかったので、家に帰った後、頭に浮かんだ他に類を見ない素晴らしいストーリーを、慌てて買った安物の紙とペンで書き殴ったという。
そして今、時間とお金を気にせず自由に物語を書けることが幸せだと笑う。
作者のバックグラウンドを知ると、物語がもっと面白くなる。
それを知った今日この頃。
〈グループ〉