『たとえばいつかそれが愛じゃなくなったとして』ごめん-読書日記
タイトル
『たとえばいつかそれが愛じゃなくなったとして』
著者
ごめん
〈あらすじ〉
その場しのぎのやさしい言葉を足して足して、
気がつくと濁った色に染まっていたね。
きみの背中が遠くなる。
寂寥感と虚しさ漂う、
毒々しい男女の別れの物語
〈ひとこと〉
この本はブックオフの「女性・人生論」の棚で見つけた。
なんかイラスト集のような本でした。
開いてみると、片方1ページにイラストがドーンと載っていて、その横のページに文章がつらつらと書いてある。
とーてもエモい文章がそれもまあ、はばかりもなく堂々と。
「ある日彼女のシャンプーの匂いが変わっていたことに気がついた。唐突に彼女が別の誰かになってしまったかのような錯覚を起こした」みたいな、「ベランダに出たら飾ってあった花がいつのまにか枯れていた。私たちの恋もそんなふうに終わった」みたいな、息苦しいような喘ぐような、そんな胸がキリキリ痛む男女の別れの物語が満載。
イラストもまたエモい。
イラスト集と小説が合わさったかのような一冊でした。
以前読んだ『乙女の本棚シリーズ』や『エコトバよだかの星』も、イラスト集と小説が合わさったかのような本でした。
〈グループ〉
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