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〈読書日記〉『天使は奇跡を希う』七月隆文

タイトル:天使は奇跡を希う

著者 : 七月隆文 (ななつきたかふみ)

 

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〈あらすじ〉

「天国に戻りたいんだけど、その方法がわからないんだよ。それを手伝ってほしいの」

ある日、天使が転校してきた。

嘘じゃない。

本物の天使だ。

ひょんな出来事から彼女を天国に帰すため力を貸すことになった良文(よしふみ)。

彼女の嘘を知ったとき、真実の物語が始まる。

 


〈感想〉

こんなに物語に没頭したのは久しぶりだ。


大学でも暇さえあればこの本を読んでいたので、たった一日で読み終えてしまった。


ちょっと絶句。


この物語は二人の女性が登場する。


天使の女の子と主人公の幼馴染・成美だ。


二人がなぜ主人公に好意を寄せるようになったのかは、ストーリーのネタバレになってしまうので教えられませんが、


成美が主人公に告白するシーンが印象的。


『「今から良文に告白する」天使に宣言した成美は告白の際、ついこう口走ってしまう。「(彼女は私たちの恋愛を)応援するって」自分にこれほど醜いことができたのかと驚き、絶望した』


あぁ、もう。


この本を読んでいると胸がギューとなる。


この物語は天使が男の子と協力して天国に帰る物語ですが、二人の女性が悩みもがく恋の物語でもある。