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『聞こえない君の歌声を、僕だけが知っている』松山剛-読書日記

『聞こえない君の歌声を、僕だけが知っている』
著者   松山剛
イラスト さけハラス

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〈あらすじ〉
動画サイト上に投稿された「歌声だけがない歌う少女」の動画。様々な憶測を呼び、いつしか彼女は「無声少女」と呼ばれ、社会現象となった。
ある日、大学生の青年・永瀬は、突然なぜか世界でただ一人「無声少女」の歌声が聞こえるようになってしまう。
彼は彼女の歌詞をヒントに「無声少女」を探そうとする。
動画の少女は誰……?
彼女の歌は、何のために? 目の前に現れた「サクヤ」という女の子は何者――?
全ての答え。
それは『愛』。
これは切ない『愛』の物語。

ーアマゾンより引用

 

〈ひとこと〉
この物語を読んでびっくりしました。
松山剛さんの物語は『雨の日のアイリス』や『白銀のソードブレーカー』などを読みましたが、どちらもワクワクドキドキするような異世界を舞台としたファンタジーです。
でも『聞こえない君の歌声を、僕だけが知っている』は、ちょっと謎解き要素の加わった現代を舞台にしたラブストーリー。
正直、ファンタジーを書くのが得意な作者さんだと思っていたので、この人もこんなラブストーリーを書くんだあと驚きました。
自分だけが彼女の歌声を聴くことができるっていいですよね。
歌声のない歌を歌う少女とそれを聴くことのできる主人公。
素敵だ。
なんか僕もそんなドラマチックな経験をしてみたいと思いました。