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『幻燈』-読書日記

タイトル『幻燈』

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〈内容〉

人気バンド"ヨルシカ"がリリースした、イラストを読み込んで音楽を聴く、新しいタイプの音楽アルバム


〈ひとこと〉

僕の読書仲間にニーナというインスタのフォロワーさんがいる。

彼女はギターでヨルシカさんの楽曲をギターを片手に歌ってしまうほど、ヨルシカさんの大ファン。

そんな彼女がインスタで紹介していたのが、ヨルシカさんのアルバム『幻冬』。

そのときの僕はというとヨルシカさんのファンになって約1ヶ月。

(ちなみにニーナさんの弾き語りを聞いてヨルシカさんを知った)

知っている曲は『花に亡霊』『アルジャーノン』『都落ち』の3曲。

話を聞くにヨルシカさんの『幻冬』はイラスト集のようなもので、その画集のイラストをスマホで読み取るとヨルシカさんの楽曲が聴けるらしい。

へえ、気になる。

調べてみると新品で一万円、

中古でも八千円するらしい。

ファン歴1ヶ月の当時の僕にはハードルがすこぶる高い。

買うかどうかひじょーに悩ましいところである。

というわけで80kmランニングしたらヨルシカさんの『幻冬』を買おうと思ったのである。

(あれ?話が飛んだな〈笑〉)

どうしてヨルシカさんの『幻冬』を買うのに、僕が80kmもランニングをすることになったのか、

理由を説明してしんぜよう。

まずその商品が欲しいと思ったら、3日後に買うといいって僕は聞いたことがある。

3日後に改めてその商品を買おうとその店に立ち寄ると、「あれ、なんでこれを請おうと思ったんだっけ?」みたいな感じになって、その場のノリで散財するのを防ぐことができるとかなんちゃらのあれ。

僕もその時は時間を置いてから考えようと思っていた。

だって一万円って高いもん。

で話は変わるんだけど

今年、新入社員として会社勤めするようになって、趣味のランニングにサボり癖ができてしまうのに悩んでいた。

週5で10時間(2時間休憩)働くようになって、ランニングに時間を割く心の余裕がなくなってしまったのだ。

なんかご褒美があればランニングも楽しく続けられるのになあ。

会社帰り疲れた体でぼんやりと考える。

ん?

ちょっと待てよ。

ご褒美?

確かヨルシカさんの『幻冬』は一万円、中古で八千円だったな。

それご褒美に使えるんじゃね?

そーだなー、

一日おきに5km走ったとして、5km×15日間、総計75km。

約80km。

1km走ったら100円分の好きに使える貯金が増えるルールを適用すると、1日おきに5kmのランニングで

中古の『幻冬』ならが変える計算になる!

そして、走れない距離じゃない。

でも、一人で挑戦すると絶対挫折するな。

だってファン歴1ヶ月だし。

というわけでインスタのストーリーで、大々的に80kmランニングする宣言を投稿。

そして走った距離をインスタのストーリーで、ちくいちインスタのフォロワーさんに報告。

逃げ道がなくなってしまった。

そんな深謀遠慮があって、仕事の合間を縫って80kmのランニングに挑戦することになったのである。

そしてついさっきのインスタでヨルシカさんの『幻冬』を投稿。

僕のインスタでヨルシカさんの『幻冬』が投稿されているということは、つまり、そういうことなのだよ。

やり切りました!


〈雑筆〉

新卒で入社した会社の研修で僕が80kmのランニングをしている話が話題になった。

どうやらインスタのストーリーにランニングで走ったの距離を投稿していたことから、同期の間にその事実が広まったらしい。

その同期の中の一人の女性が僕に興味津々と言った感じで質問してきた。

「なんで走ってるの?」

直球ど真ん中ストレートな質問。

「え、実はね、かくかくしかじか」

僕は説明する。

ヨルシカさんの『幻冬』が欲しくてうんぬん、でも一冊一万円でファン歴1ヶ月の僕には敷居が高いくてうんぬん、日課のランニングが疎かになっていて困っているうんぬん、ランニングのご褒美として『幻冬』を買うことに決めたうんぬん。

まあ、20分くらい説明したかな。

僕の説明を聞いた女の子はキョトン。

「私たち働いてるんだから、給料で買えばよくない?」

ごもっとも。

いやでも、「あ、これいいな、ポチっちゃお」って感じで買った『幻冬』と、ぜぇぜぇはあはあ、気息奄々の末に手にした「幻冬」は違うんだって。

重みが。

たった8,000円のために1ヶ月走り続けた僕は、

おかしいのだろうか?

ちょっと周りとは感覚のずれがあるのではないかと気づいた今日この頃。

 

〈グループ〉

 

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